文学・評論 外国の著者6

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存在と無 3―現象学的存在論の試み (3) (ちくま学芸文庫 サ 11-4)
さて、存在と意味も3巻目となり、これにて完結となります。今までは分厚い本で非常に高価だったものをこの様に文庫化してくれてお手軽に読むことが出来るようになりました。人文書院刊を若干、翻訳を変えています......
存在と無 2―現象学的存在論の試み (2) (ちくま学芸文庫 サ 11-3)
さて、サルトル主著である「存在と無」の2巻目です。内容は言わなくても解っていますので書きませんが、こういう名著を文庫で読めてしかもお手頃な価格で提供してくれることは良いことだと思います。次で完結で......
存在と無 1―現象学存在論の試み (1) (ちくま学芸文庫 サ 11-2)
97年の12月にパリに居た時、本屋では、サルトルがヴォルテールと並んで別格に扱われていた。勿論、その時日本は、ドゥルーズが幅を利かせていてたので、ちょっと意外で、「へえ、10年遅れでサルトルは復活す......
存在と無 上巻
本書は大部であるため読みきるのは相当な困難であり、なおかつその難解さ、さらには悪訳も手伝って本書は読みきるの非常に骨の折れる作業である。本書は副題に「現象学的存在論の試み」とあるように、フッサール現......
ジャン・ジュネ詩篇《愛の唄》
一度この挿絵を見てしまったら、もう手放せなくなってしまうでしょう。本文にぴったり合っているエロティシズムで、エグいとも言えるような絵。なのにどうしてこんなに美しく引き込まれてしまうのでしょう?...
ロング・エンゲージメント
ついこの間、映画本編を観ましたが…素晴し過ぎてちょっと言葉が出なかったです。この作品程、「百聞は一見にしかず」そのものな映画は無いですね。観た後はひたすら無言で考え続けてしまいました。しばらくずっと......
葬儀 (河出文庫)
読み終わるのがもったいなく感じるくらい素敵な本でした。 ジュネの本は、たしかに読みづらいのだけれど、言葉を噛み砕いて消化して吸収できると、おびただしい詩の世界が拡がるのです・・・うっとり。フランス語......
ブレストの乱暴者 (河出文庫)
けた外れの湿り気。邪悪な言動。犯罪と交接と官能による糊塗。同性愛はその最も頑健で最も無艶なコンテクストの中では賞賛さえされる。このブレストの漠とした錨地から、ジュネは鋭いポエジーを引き出している。魂......
アメリのしあわせアルバム
アメリの魅力を大分析したい人へ。 アメリの住むモンマルトルの地図が、アメリの世界へ案内してくれます。 本当に映画の世界がそのまま存在するかのように、この本は私たちをアメリの魅力に一気に引き込んでしま......
リカルド・レイスの死の年 (ポルトガル文学叢書)
この本はポルトガルのノーベル賞作家サラマーゴが彼の敬愛する詩人ペソアに捧げたオマージュである。物語は1935年、詩人ペソアが倒れたリスボン、ペソアが作り出した異名者の一人レイスが、亡命先のポルトガル......
見知らぬ島への扉
この本を読んで感動される方もおられるんでしょうね。しかし、私にはさっぱりピンと来ませんでした。「千と千尋の神隠し」を観てもピンとこなかった私と同じような感性の方は、たぶんこの本にはガッカリされるので......
あらゆる名前
あらゆる名前が、デジタル情報として目の前を無機質に流れる現代、主人公と我々は、同じような立場に置かれている。 ルーティン・ワークをただ真面目にこなす主人公のちょっとした好奇心が、物語を日常から非......
白の闇
素晴らしいの一言。他の方もお書きになっている通り、非常に面白く読み進められ、読むのをやめられなくなりますが、同時に非常に深いテーマを扱っているため考えさせられます。自分は同じ状況になったらどうするの......
人と超人;ピグマリオン
『ピグマリオン』は、東宝ミュージカルの『マイ・フェア・レディ』の訳と同じ倉橋健です。言葉は江戸っ子調で、やや古さは感じるものの、すごく上演に適したいい訳です。キャラクターによる言葉の使い分けが見事で......
傷心の家―イギリスの主題をロシア風に扱った幻想劇(ファンタジア)
Heartbreak Houseの翻訳です。あまり知られてはいませんが、ショーが『聖女ジャンヌ・ダーク』でノーベル賞を受賞する前に書いた作品。戦争に反対していたショーが、それをナンセンス・コメディの......
チャーリーとの旅
老年のスタインベックが、アメリカを見つめ直すため、という名目で、男のロマン(?)を実現するため、チャーリーという名のフランス老紳士(プードル)一匹をつれてトレーラーで、アメリカ全土を巡る旅に出る、と......
エデンの東(下)
下巻は、双子のアロンとキャルの成長とその心の葛藤を中心に小説は展開していきます。舞台もサリナスの町へと移っていきます。老いたサミュエルの死を始めとして登場人物の多くが亡くなっていきます。とにかく、......
エデンの東(上)
そんな先入観を持っている人にこそ読んでもらいたい一冊です。きっと文学を見る目が変わるでしょう。 スタインベックの力強く有無を言わせない文章の力は読む者に本を閉じさせません。無意味に言葉を弄ぶことが文......
アメリカとアメリカ人―文明論的エッセイ (平凡社ライブラリー)
ノーベル文学賞作家のアメリカ人論である。原作のAmerica and Americansが世に出たのが1966年で、ベトナム戦争の真っ只中であった。アメリカ社会の分裂がピークを迎えるのはもう少し後......
ダブリンの人びと (ちくま文庫 (し30-1))
リズミカルに一気に読める新訳でした。とても対話文が生き生きしており、楽しんで読むことが出来ました。ジョイスファンの私にとって、とてもお薦めの一冊です。...
抄訳 フィネガンズ・ウェイク
本書は20世紀最大の文学的事件といわれているらしい『フィネガンズ・ウェイク』の抄訳です。抄訳と言っても原書の半分の本文630Pほどあるので、ヴォリュームはかなりある。柳瀬訳では読む終えることが出来な......
フィネガンズ・ウェイク 3・4 (河出文庫)
もう、コピーにまんまとはめられた。という典型。 延々、1000ページ以上にわたる言葉遊びというか、意味のないだじゃれが続く。 この意味のない文章を延々続けていけるというのは、確かに普通の人間にできる......
フィネガンズ・ウェイク 1 (河出文庫)
苦労して翻訳したからといって、地勢的理由だけでノーベル賞を受賞したひとが なにか書いているからといって、別に、この翻訳それ自体に影響するわけではないはずだ。 近松や浄瑠璃を有難がるのと同......
ユリシーズ〈4〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
16、17、18挿話を収録したユリシーズ文庫最終巻。 まず第16挿話では、スティーブン・ディーダラスと主人公ブルームが喫茶店に行き、仲が良くも悪くもない微妙な雰囲気のなか、 二人が語らったり、他の客......
ユリシーズ〈3〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ジョイスの『ユリシーズ』、文庫第3巻は、たった2挿話しか入っていない。それでこの厚みである。 まずひとつめは、いきなり古文・漢文調で始まる。ジョイスが、古代中世をはじめ、 昔の英語作品の文体を模写し......
ユリシーズ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ジョイスの『若き芸術家の肖像』にげっそりしていた時に、 ダブルパンチでこの本が届きました。 2冊も! いらんいらん。 詳しい感想は『若き芸術家の肖像』のレヴューに書き込んでますが、 こんなのわかる人......
ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ジョイスの『若き芸術家の肖像』にげっそりしていた時に、 ダブルパンチでこの本が届きました。 2冊も! いらんいらん。 詳しい感想は『若き芸術家の肖像』のレヴューに書き込んでますが、 こんなのわかる人......
ダブリンの市民
高校一年のときに、英語の勉強にと父が買ってくれた原著を読み、なんだこれはとおもった記憶あり。英単語的には、中学英語的やさしさ。が、意味は深く、とてもわたしのような普通人では、理解はムリだった。奇妙な......
意志と表象としての世界〈3〉 (中公クラシックス)
「意志と表象としての世界」の正編はここで終了。文中、詳しくは続編で、のような註がところどころあるので、続編のほうも続けて出版してほしかった。個人的には、ショーペンハアーが売れるきっかけになった余録と......
ショーペンハウアー全集(全14巻別巻1・限定復刊・分売不可)
一時期ニーチェが傾倒し,その後,遁世者と見捨てられたショペンハウアーですが,すべての著書を読むことでそんな誤解が解けたのではないでしょうか?読んだあとにやる気が出てくるのは決してショーペンハウアーが......
意志と表象としての世界〈2〉 (中公クラシックス)
ショーペンハウアーの主著であるこの「意志と表象としての世界」は、一般の人々には到底理解されないものであろう。ことさらこの第二巻において彼は私たちに哲学以外の分野、絵画、彫刻、音楽などの修練をも要求す......
意志と表象としての世界〈1〉 (中公クラシックス)
ショーペンハウアーはカント哲学の後継者と言えるので、本書を読むには特に『純粋理性批判』を読んだほうがいい。カントはヒュームの懐疑論に反駁するためにそれを書いたので、カントの重要性を理解するにはヒュ......
随感録
このもショーペンハウアーらしく簡素な文体で多種多様なことを述べている。さて、私の本意としては、この本の内容全てに言及したいのであるが、それは無理な話である。したがって私はショーペンハウアーが述べた......
孤独と人生
第1章 基礎になるまえがき 第2章 人にそなわるものについて 第3章 人が所有するものについて 第4章 他人がいかに思うかについて 第5章 さまざまな教訓と原則について 第6章 年齢のちがいについて......
自殺について
ショーペンハウエルは形而上学者でもあるが、この『自殺について』では一般の人に馴染みの薄い形而上学ではなく、自殺について、人生全体を通して論じている。ショーペンハウエルの厭世的な人生観を理解するための......
女医〈下〉
Honeyの存在が気になるが、ほっとできるエンディングが日本人向け。Sidney Sheldonの本は何冊か読みましたが、一番安心して読めました。テンポのよい英文で書かれており読みやすいのも特徴で......
女医〈上〉
Honeyの存在が気になるが、ほっとできるエンディングが日本人向け。Sidney Sheldonの本は何冊か読みまたが、一番安心して読めました。テンポのよい英文で書かれており読みやすいのも特徴です......
明日(あす)があるなら〈上〉
これまでシドニーシェルダンの作品はTHE NAKED FACEとARE YOU AFRAID OF THE DARK?の2作品をよみましたが、その2作品より難しい単語も少し多めで、そして何よりスラン......
明日(あす)があるなら〈下〉
これまでシドニーシェルダンの作品はTHE NAKED FACEとARE YOU AFRAID OF THE DARK?の2作品をよみましたが、その2作品より難しい単語も少し多めで、そして何よりスラン......
ゲームの達人
I wandered into a japanese bookshop. And there, alone at the top of the shelf, was the only novel i......
落雷〈下〉
ダニエル・スティールの作品に出てくる主人公の女性は、『才色兼備で誰からも好かれる完璧な女性』として描かれていて、『そんな非の打ち所のないような彼女たちに悲劇が降りかかる』というストーリーが多いように......
落雷〈上〉
ダニエル・スティールの作品に出てくる主人公の女性は、『才色兼備で誰からも好かれる完璧な女性』として描かれていて、『そんな非の打ち所のないような彼女たちに悲劇が降りかかる』というストーリーが多いように......
長い家路〈下〉
主人公の先の人生が気になり、一気に読んでしまいました。後半は涙が止まらず、すごく感動しました!他の人にも、是非とも読んで欲しいです。前半は、主人公の幼いガブリエラが母親から受け続ける、耐え切れぬ程の......
長い家路〈上〉
主人公の先の人生が気になり、一気に読んでしまいました。後半は涙が止まらず、すごく感動しました!他の人にも、是非とも読んで欲しいです。前半は、主人公の幼いガブリエラが母親から受け続ける、耐え切れぬ程の......
輝ける日々
ダニエル・スティールが、精神障害を持つ息子との日々を綴った自叙伝です。 親子の愛の尊さに触れ、すごく感動しました! わたしの人生に勇気を与えてくれた1冊です。若年性躁鬱病のニック。幼いころから......
最後の特派員 上
とにかく、最初から最後まで涙が止まらない (T-T) シクシクダニエル・スティールの作品の中で、これほどまでに悲しく、苦しい作品はないです。彼女は何故そこまでして、自分を傷つけるかもしれない道に進ん......
最後の特派員 下
とにかく、最初から最後まで涙が止まらない (T-T) シクシクダニエル・スティールの作品の中で、これほどまでに悲しく、苦しい作品はないです。彼女は何故そこまでして、自分を傷つけるかもしれない道に進ん......
長い家路 下
とうとう自分を無心に愛してくれる男性に巡り会えたガブリエラ。初めて経験するひたむきな恋、そして初めて感じることができた人の肌のぬくもり。そして自分に宿った愛の結晶。幸せの絶頂にいた彼女を、非常な運命......
赤と黒 (まんがで読破)
一昔まえ、岩波から出ている赤と黒を読んでいて、途中で挫折した苦い経験を持っていた私ですが、これは漫画だけあってすらすら読めました。 内容も物語の主要な部分を上手に消化していて、特に不整合なところも無......
赤と黒(下) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-2)
上巻同様誤訳や不適切な日本語が目立つ。「こちらが前日になって、誓約書に条項を書き加えたせいで、先方の公証人が腹を立てていなければの話だけれど」(183頁)とあるが、「前日に先方の公証人が最後につけ加......
赤と黒 (上) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-1)
誤訳が多すぎる。「知事」を「町長」としたり(26頁)、「レナール氏の寝室」を「レナール夫人の寝室」とする(168頁)単純ミス、「生まれてこのかた」という意味の熟語を「人生上の問題について」とする(8......
モーツァルト (ミュージック・ライブラリー)
『赤と黒』の文豪によるアマデウス論。この著名な書物を今回初めて目にしたが、なにゆえこれだけ有名な作品が長らく流通していなかったのか何となくわかった。我が邦におけるアマデウス理解には抜き差しがたく小林......
イタリア紀行―1817年のローマ、ナポリ、フィレンツェ (Shinhyoron selection (39))
スタンダールが1816-17年にイタリアを旅行した際の紀行文。ただし、かなりフィクションが混じっているらしい。 全体の印象はとりとめのない書き散らしといったもの。とはいえ、訪れた名所や出会った人々......
赤と黒―哀しき野望 (双葉文庫―コミック世界の名作シリーズ)
不朽の名作「赤と黒」の漫画化。権力者になりたいという野望を抱くジュリアン・ソレル。ナポレオンにあこがれ、軍服の「赤」を目指し、同時に、当時の権力者であった僧侶の「黒」を目標とする。様々な解釈が成り立......
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